WEBデザイナーの仕事に不満はないが、待遇に納得ができないと漏らす人もいます。
しかしフリーランスになると収入が不安です。
雇われていれば給料として収入が安定しますが、フリーランスになると仕事は自分で探します。
上手に仕事が得られなければ、フリーランスWEBデザイナーとして生活を続けることができません。
不安で前に進めなくなる気持ちもわかります。
ただ成功者がいることを忘れてはいけません。
自由な働き方と安定した収入、その両方を手にした人のやり方を参考にしましょう。
そこで今回は、「フリーランスWEBデザイナーは稼げる?収入を安定させるコツ」を解説します。
悩んでいる人は、参考にしてください。
目次
フリーランスWEBデザイナーは稼げる?
フリーランスWEBデザイナーは稼げます。しかし誰でも確実に稼げる仕事ではありません。
収入を安定させるために努力できる人が稼げる人です。
フリーランスWEBデザイナーの仕事内容
しかしフリーランスWEBデザイナーになると、仕事の獲得も自分で行わなければいけません。
今までは営業が獲得してきた仕事に付き添って要望を聞き具現化をしてきましたが、すべて自分一人で行うのがフリーランスWEBデザイナーです。
- クライアントを見つける
- クライアントの要望や要件を打ち合わせで確認する
- デザインカンプを作成してクライアントに提案
- クライアントから合意を得られたらWEBサイトのコーディング
- クライアントへ納品
フリーランスになるかならないかで悩んでいる人は、大きな仕事を得るのに苦労をします。
チーム開発に参加できれば相談できる人もいますが、最初は一人で作業するのがほとんどです。
すべてを一人で行う覚悟をしておきましょう。
収入を安定させるには、上記の「2~5」をすすめながら、「1」を新たに探さなければいけません。
仕事を絶え間なく受注すれば収入は安定します。
ただフリーランスになると報酬の「先払い」や「後払い」、契約方法などで悩むかもしれません。
まずはフリーランスエージェントを頼るなどして、クライアント探しを依頼しましょう。
中間マージンは発生しますが、収入を安定させながら慣れていくのが大切です。
フリーランスWEBデザイナーに向いている人
収入を安定させるコツを知る前に、自分がフリーランスWEBデザイナーに向いているかの確認も必要です。
- 地道な作業が苦ではない人
- 仕事にこだわりが持てる人
- 好奇心旺盛で新しいものを取り入れるのが好きな人
- ゼロからデザインが作れる人
- スケジュール管理ができる人
- 金銭感覚や管理能力の高い人
- 人付き合いが得意な人
- 信頼性を重視できる人
- 相手の要望を理解できる傾聴力のある人
- 自分の伝えたいことを言葉にできる伝達能力のある人
優れた実績を持つWEBデザイナーが、フリーランスで必ず収入を安定させられるとは限りません。
フリーランスを成功させるには人付き合いも大切です。クライアンに嫌われやすい人では、仕事の継続依頼は難しいでしょう。
クライアンの希望を無視して、自分のデザインをゴリ押しするような我が強い人では続きません。
自分のデザインが優れていることを説明して、相手が納得できればフリーランスWEBデザイナーとして成功する可能性が高まります。
まずは自分にフリーランスWEBデザイナーが向いているかを確認しておきましょう。
収入を安定させるには、求められる技術の取得と人間力が必要です。
フリーランスWEBデザイナーの需要と将来性
多くの企業がサイトを開設する時代になりました。
さらにオンライン上での取引も増えています。
WEB業界の成長が止まるとは考えにくく、今後も需要に関しては問題ありません。
ただ将来性に関しては不安の声も見られます。
- WEBデザイナーを始める人が増えている
- 素人でも作成ができる作業ツールの登場
一番の問題はWEBデザイナーに依頼をしなくても作業ツールで作れてしまうこと、依頼をせずとも満足できるサイトが完成します。
WEBデザイナーは、ツールで作成したサイト以上の効果が得らえる提案をしなければいけません。
集客力がアップするようなサイトです。
費用以上の利益が期待できるサイトが作れるフリーランスWEBデザイナーに仕事が集まります。
知識と経験により、より高い事績を残せるWEBデザイナーが、収入を安定させられます。
フリーランスWEBデザイナーが収入を安定させるコツ
それではフリーランスWEBデザイナーが収入を安定させるコツを紹介します。
基本的な考え方は「選ばれるフリーランスWEBデザイナーになる」ことです。
フリーランスWEBデザイナーに必要なスキルを充実させる
フリーランスWEBデザイナーを始める時点で必要なスキルは伴っているはずですが、収入を安定させるには、いろいろと対応できるレベルが必要です。
フリーランスWEBデザイナーに必要なスキルを確認し、足りないと思われるスキルがあったら取得を目指しましょう。
対応出来る仕事と完成品の質を向上させるためにスキルを充実させることが、収入を安定させるコツです。
デザイン知識とトレンド
フリーランスWEBデザイナーはデザイン知識が必要です。
「見出し」「写真や画像」「メニュー」「目次」「ボタン」「チェックボックス」など、サイトにはデザインを構築するための部品がいろいろとあります。
配置や装飾を変えるだけでサイトのイメージが変わるから不思議です。
利用する人が、「見にくい」「使い方が一目でわからない」などの不満を持もてば、サイトへの滞在時間が短くなり利用されません。
デザインに関する基本的な知識があれば、最低限の集客が確保できます。
より多くの集客を求めるのならば、プラスアルファのデザインが必要です。
大切なのは「トレンドを取り入れる」こと、クライアンの要望に応えるためにも、常に知識を増やしておかなければいけません。
WEBデザイナーの知識の上に、トレンドを取り入れます。
ひと昔前は、パソコンでの利用を意識したサイトデザインが希望されました。
最近はスマートフォンで利用する人の方が圧倒的に多いです。
常に新しいものを取り入れられる環境を構築しておきましょう。
クライアントの希望をかなえるために必要です。
利用できるデザインツールを増やす
クライアンが企画段階での提出に、知らないツールを指定してくるかもしれません。
駆け出しのフリーランWEBデザイナーが「ちょっと時間をください」と言えば、1度きりの依頼になる可能性が高くなります。
素早く柔軟に対応できるフリーランスWEBデザイナーに仕事は集まるのです。
- Adobe Dreamweaver
- Adobe illustrator
- Adobe Photoshop
- Adobe XD
- cacoo
- Google スライド
- Googleドキュメント
- InVision
- Microsoft Excel
- Microsoft Office
- Microsoft PowerPoint
- Microsoft Word
- prott
- Sketch
- XAMPP
使えるレベルではなく、使いこなせるレベルが必要です。
また、ツールは常にバージョンアップされています。
バージョンアップに対応できる勉強への意欲も必要です。
常に仕事が得られるフリーランスWEBデザイナーになるためにも、多くのツールやソフトの深い知識を習得しておきましょう。
プログラミングのスキル
多少のプログラミングスキルを身につけておきましょう。
コーディングも必要です。
企業に勤めていたことにより、大きなプロジェクトしかこなしていないWEBデザイナーにはプログラミングスキルが足りません。
フリーランスは、一人でできることを増やすのが収入を安定させるコツです。
今までプログラマーが担当していた仕事もある程度は自分で出来るようにしましょう。
WEBに適したデザインをつくるためにも必要なスキルです。
・HTML/CSS
・JavaScript
・PHP
上記はフリーランスWEBデザイナーが最低限知っておきたいプログラミング言語です。
フリーランスを始める前に取得をしておきましょう。
マーケティングの知識
納品したサイトが結果を残すためにも、WEBマーケティングの知識が必要です。
どんなに見栄えが良いサイトでも、利益につながらないサイトは求められません。
集客と売り上げの向上が見込めるサイトが必要です。
ただWEBマーケティング業界は深く、簡単に理解ができるものはありません。
WEBマーケティングを本職にしている人はSNSを駆使し、企業の売り上げに貢献します。
もちろん深い知識が得られれば、企業に選ばれるフリーランスWEBデザイナーになれますが、正直難しいです。
深い知識を求め、他のスキルが疎かになるよりは、SEOに関する知識だけを得ておきましょう。
SEOは検索エンジンから良い評価を受け、上位表示されるために必要な知識です。
アクセスを増やすことで、クライアントの利益を増やします。
コミュニケーション力
フリーランスにはコミュニケーション力が必要です。
価格と品質が同じ食堂が、となり同士で店を開いていたらどちらを選びますか。
初めての来店ならば空いている方に入ります。
そこで残念な接客を受けたら、翌日は混んでいても隣の食堂を利用することでしょう。
素晴らしい接客に前の食堂には2度と行かないと心に誓います。
フリーランスで仕事を得るもの同じです。
スキルと依頼料に違いがなければ、どちらと一緒に仕事をしたいかでクライアントは決めます。
収入を安定させるコツは、安定した継続依頼の獲得です。
継続依頼をもらうためには、優れたコミュニケーション力が必要になります。
- クライアントの価値観に寄せられる人
- 報告連絡相談ができる人
- 傾聴力のある人
- 我を押し付けない人
- 冷静な対応ができる人
当たり前のことなのにできない人もいます。
あおり運転は危険だとニュースで多く取り上げられているのに無くなりません。
「なぜ?」と思われる人が大半ですが、残念ながら我を貫き通す人が多くいるのです。
クライアントはコミュニケーション力がない人にお金を支払いたくはありません。
魅力あるポートフォリオを作成し提案力をつける
ポートフォリオはフリーランスを始めるから必要なのではありません。
転職をするときにも求められます。
実績が同じWEBデザイナーが2人いた場合は、優れたポートフォリオを提出した方が優先されます。
優れたポートフォリオは、選ばれるためにも必要です。
また、優れたポートフォリオを提示できる人の提案は受け入れられやすくなります。
先ほど身につけたスキルを駆使して優れたポートフォリオを作成しましょう。
トレンドを取り入れながらの更新も疎かにしてはいけません。
収入を安定させるためのコツです。
仕事の受注方法をいろいろ試す
収入を安定させるため、仕事の受注方法はいろいろと試しましょう。
- 複数のフリーランスエージェントに登録
- 転職サイトで委託契約を探す
- クラウドソーシングサイトの活用
- 前職のつながりから仕事を得る
- 横のつながりで仕事を得る
- SNSを利用してアピールする
WEBデザイナーの仕事を扱うフリーランスエージェントは、エンジニアと比べると少ないです。
しかし得意とするフリーランスエージェントもあります。
複数のエージェントに登録をして仕事を得ましょう。
中間マージンは発生しますが、仕事の得られない状況が続くよりはマシです。
慣れてきたら自分の人脈で仕事を得ます。年収を上げられるのは行動力のある人です。
いろいろと試すことで収入が安定します。
仕事が受注できたら、1度の依頼で終わらないようにしましょう。
継続依頼と紹介が得られる対応を心がけるのが収入を安定させるコツのひとつです。
WEBデザイナーの上位職を目指す
1度の仕事で得られる収入を増やすためにも、WEBデザイナーの上位職を目指しましょう。
単価が上がれば収入は安定します。
- Webディレクター(アートディレクター)
- クリエイティブディレクター
- プロジェクトマネージャー
先ほど紹介をしたスキルを取得しておけば、キャリアアップも夢ではありません。
必要なのは豊富な経験と実績、そしてそれらを示す力です。
キャリアアップをして収入を安定させましょう。
目標は、仕事を探すのではなくクライアントからの依頼が絶え間なく入ってくるフリーランスです。
まとめ
「フリーランスWEBデザイナーは稼げる?収入を安定させるコツ」を解説しました。
将来性に関して不安になる必要はありません。
トレンドを取り入れることで、真似できない優れたサイトが作成できます。
大切なのは選ばれるフリーランスWEBデザイナーになること、スキルアップが重要です。
スキルに経験が備われば、おのずと選ばれるフリーランスWEBデザイナーになれます。
年収1,000万円以上など、目標を高く持ちましょう。